先日、男性が美容院に行っても問題ない…という記事を書かせていただきましたが、それでも美容院に行くのって、結構、勇気がいるもの。
特に小さい頃から近所の床屋しか行ったことがない方であれば尚更ですよね。
そこで今回は、男性が初めて美容院に行く前に、覚えておきたい6つの知識をまとめてみました。これらをざっと読むだけでも戸惑う機会はだいぶ減るはずなので、是非、人生初の美容院に行く予定があるという方は参考にしてみてくださいね。
美容院に行く前に、覚えておきたいこと:
1.美容院は基本、予約してから行く:
床屋さんって基本、お店に入ったら順に並んで自分の番を待つことが多いんですが、美容院は基本、予約制です。電話やインターネットを使って予約してからお店に行くようにしてください(予約はこちらから)。
- 床屋さん:
予約なしで行ってOK。待ってるお客さんがいる場合には、順番待ちをする - 美容院:
基本、予約制。飛び込みで入っても、予約でいっぱいですと断られることのほうが多い
これ、女性の方にとってはそんなの常識じゃん…と思われるかもしれませんが、床屋慣れしている男性だと髪を切りに行くために予約をする…という概念自体がないので、直接、美容院に行ってしまうことが多いんですよね。
実際、美容院で髪の毛を切ってもらっていると、そういう「飛び込みの男性客」を見る機会はそれなりに多いんですが、美容室次第だと飛び込みは困るくらいの顔で追い出してるのでほんとご注意ください。
入り口で待つのも無駄:
また、『ここで待っているんで空いたら教えて下さい!』と入り口で待つのも美容院では出来ません。
とにかく予約があるお客さん優先の商売なので、素直に業界の風習に従い、電話なりインターネットなりで予約をしてから行くのがおすすめですよ(ホットペッパービューティで予約してから行けばOK)。
2.カットの前に髪の毛を洗うことも:
次に美容院では髪の毛を切る前にも、頭を洗うことがあります。
これは余分な汚れや整髪料を落とす…ということや、髪の毛を濡らして切りやすくする理由があるようですが、床屋さんにしか行ったことがない方の場合だと、『へっ?なんで切る前に髪の毛を洗うの?』と思ってしまうかもしれません。
- 床屋さん:髪の毛を切った後のみ髪を洗う
- 美容院:髪の毛を切る前に洗うことも
ちなみに当然ですが、カットやカラーが終わった後にもシャンプーしてくれるので、お店によっては髪の毛を2回、洗うことになります*1。
髪を洗う時間が長い:
あと、美容院では床屋さんとは違い、3~4種類のシャンプーやトリートメントを使って髪の毛を洗うため洗髪時間は長め。
男性の感覚だとシャンプーとリンスで終了だろ…と思っていると、なかなか終わらないので素直に美容師さんに任せるようにしてください。お店によってはそのままマッサージをしてくれたりといったサービスもありますよ。
3.シャンプーは仰向けでされる:
床屋さんでのシャンプーはうつ伏せ状態で行われますが、美容院でのシャンプーは基本、仰向け状態で行われます。
これは髪の毛が長い女性でも洗いやすいようにすることや、顔に水が流れこんで化粧が落ちてしまわないようにするため。
床屋とは向きが違うのでご注意ください。
後頭部を洗うのが難しい:
仰向け状態でのシャンプーの一番の問題点は、後頭部を洗ってもらう際の動きが難しいこと。
形式としては美容師さんがあなたの頭を持ち上げて洗ってくれるんですが、つい自分で頭を持ち上げないといけないと思ってしまい、腹筋を使ってプルプルすることなりますが、正しくは美容師さんに全てを委ねてOK。
頭に力を入れないくらいにリラックスした状態で、後頭部を洗ってもらってください。
身長が高い人は頭の位置を調整:
あと、美容院にある椅子は原則、女性のお客さん向けに調整されています。そのため、身長が170cm以上ある男性の場合には、シャンプーをしてもらうための椅子が小さすぎてうまく洗面台に頭が収まらないケースがあります。
- シャンプー用の椅子は、女性の身長に合わせて作られていることが多い
この際のコツは椅子に少し浅く座ること。そうすれば座高の高さを補うことが出来るので調整しやすいです。
男性客が来ることに慣れている美容師さんからも『もう少し前に座ってください』と言われると思いますが、その際でも慌てずに微調整すればOKです(仰向けなので、後ろがよく見えない状態での微調整になります)。
4.顔は剃ってもらえない:
美容院と理容院(床屋さん)の違いとして有名なので、これはご存知の方も多いかもしれませんが、美容院ではカミソリを基本、使いません。
そのため、ひげを剃って欲しいとか、耳毛をカットして欲しいとか思っても、美容院では対応できないのでご注意ください。
- 床屋さん:カミソリを使える
- 美容師さん:カミソリは使用禁止
お願いしても対応不可となります。
バリカンを上手に使う:
…とはいえ、完全にカミソリのようなものを使わないのかといえばそんなことはありません。美容師さんはバリカンを巧みに使うので、生え際の余分な毛をカットしたり、眉毛カットであってもお手のもの。
残念ながらヒゲだけは調整してもらえませんが、他の部分であれば要望に応えて短くしてもらえると思いますよ。私もよく、襟足の部分の余分な毛をバリカンで切ってもらってます(言わなくても勝手にやってくれます)。
5.漫画本はまず、置かれていない:
週刊ジャンプやマガジンが読めるから、床屋にいくのが楽しみ…という方もいるかもしれませんが、美容院にはまず、漫画が置かれていることはありません。
男性向けの雑誌はファッション誌や、雑貨グッズの本、そして経済系の本が中心になるので、美容院に行く場合にはこれらの本で我慢するしかないです。
- 床屋さん:
ジャンプやマガジンなどの週刊誌、ワンピースやNARUTOなどの単行本が置かれている - 美容室:
LEONやメンズノンノなどの男性向けファッション誌、モノマガジンなどの雑貨グッズの本などが中心
髪の毛を切っている時にも読んでいてOK:
そんな美容室では、髪の毛を切ったり、カラーリングしている最中であっても、雑誌を読んでOK。
本に髪の毛が落ちても美容師さんは何も気にしないので、美容師さんとの会話をするつもりがない or 話をするのが恥ずかしいのであれば、ずっと下を見て本を読んでいれば終わりますよ。
会話が苦手な方は雑誌を黙々と読みましょう!
また、雑誌に興味がないのであれば自分のスマホを見ていてもOKです。カラーリングなどの薬剤を使っているタイミングではない限り、スマホを見ていたとしてもなにも言われることはありません(薬剤を使っている時は、スマホに垂らしてしまうと問題になってしまうため)。
雑誌はお願いすれば変えてくれる:
ついでにいうと、だいたいどの美容室でも本は自分の席に3~4冊置かれているのが常識的になってます。しかし、私も経験がありますがまったくもって興味がない本のみを置かれてしまうケースも多いんですよね(苦笑)
こういう場合は美容師さんにお願いして『グルメ系の雑誌に変えてもらえますか?』『20代男性向けのファッション誌ください』などとお願いしてみると良いでしょう。
それでうるさい客だとか思われることなく、変えてくれるはずです。
6.女性美容師さんに惚れない:
最後は、女性美容師さんに惚れない、これに尽きます(笑)
床屋さんの場合はおっちゃんやおばちゃんが髪の毛を切ってくれますが、美容院の場合には20才~30才くらいの素敵なお姉さんに髪を切ってもらうことが多くなります。
それだけならまぁ、大丈夫なんですが、問題なのは彼女たちは口がすごく上手いということ。『○○さん、カッコ良いですよ!』とか『これなら女性にモテモテですね!』とか、『○○さんの好きな女性が羨ましいです!』などのトラップを仕掛けてきますが、基本、すべてがお世辞にすぎないので信じ過ぎないようにしてください。
たとえ追いかけても、ロクなことはありません(経験談ではないです(笑))。
美容院に行ってみよう:
ここまで、男性がはじめて美容院に行く際に、覚えておいてほしいことを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
美容院に普段から行っているという方にとっては当然な情報でも、美容院という世界をまったく知らない方にとっては、面白い情報が多かったはず。
はじめての美容院に行く前に、これらの情報が少しでもみなさんの参考になれば幸いです。
以上、男性が初めて美容院にいく前に、覚えておきたい6つの知識まとめ!床屋と美容室では、サービス内容や常識がかなり違います…という話題でした。
参考リンク:
その他、男性が人生初の美容院に行く前に役立ちそうな記事も並べておきます。
今の時代、男性が美容院に行ってもおかしくもなんともない時代なので、恥ずかしがらなくてOKですよ。
*1:お店によっては逆に、カット後のシャンプーを省く斬新なところもありますね。主に格安美容院に多い傾向ですが、そういう場合でも落ち着いて対処してもらえればと思います(ドライヤー等で不要な髪の毛は飛ばしてくれはします)。