たぶん日本で一番値段が高い日本酒なんじゃないかな?と思う、獺祭の「磨きその先へ」を飲んでみた感想を今回は書いてみたいと思います。
「へっ?獺祭は聞いたことあるけど、磨きその先へって何?」という方のために、まずはどんな日本酒なのかをカンタンに引用しておきます(こちらより)。
要するに獺祭を作っていることで有名な旭酒造が作っている、現時点での最高の日本酒が「獺祭 磨きその先へ」なのですね。
酒質について
磨き・高精米の先にあるもの
近年、「磨き二割三分」に対し高精米分野での追随者が何社か現れたように高精米でひとつの理想型を達成しました。しかし、更にその先を目指したものです。
商品の性格
旭酒造の最高の酒
このお酒は「獺祭磨き二割三分」を超えるものとして造られました。品質の方向としては磨き二割三分のより完成されたものとしてではなく、踏まえた上で別のものとして造られています。
気になるその値段としては、720mlの小さめボトルがだいたい3万円ちょっと。
時期によってはプレミア価格がついて4~6万円といった価格で売られているのも見たことがあるくらい、今、多くの人が「飲んでみたい日本酒」にあげる一品です。
獺祭 磨きその先へを飲んだ感想
磨きその先への味わいについて:
まず、獺祭 磨きその先への味はというと、獺祭 磨き二割三分と近い印象があります。
透き通った味わい、まるで水でも飲んでいるかのような軽快な飲み口、更には日本酒っぽいお酒臭さもないために、『これを嫌いという人はいないんじゃないか?』という完成度。たぶん5,000円くらいで売られていたら、毎月でも買っちゃうくらいの美味さですね。
しかし、これが3万か…と思うとちょっとコストパフォーマンス的には劣る感じも否めません。個人的には敢えて最高品の磨きその先へを飲まず、二割三分のほうで充分なんじゃないかなと思います(旭酒造の公式サイトにも、2つを比較してほしい旨が書いてあります)。
品質的に一歩踏み出しているが故にただ飲まれたのではせっかくの「磨きその先への魅力が分かりにくいと思います。
まず、1~2杯「磨き二割三分」をお楽しみいただいた後、「磨き その先へ」へお移りになると、よりくっきり皆様の前にこのお酒の魅力が現れると思います。
単独で飲んでしまったので二割三分と比べたい:
ちなみに私は…というと、磨きその先へを単独で味わってしまったので、残っている瓶の半分は獺祭 二割三分を購入した後に堪能しようかと思います。
旭酒造さんもおっしゃってるように、2つの獺祭を比べることでより磨きその先への良さがわかるみたいなので、言われたままに試してみたいですね(違う感覚を味わうようであれば、この記事に感想を追記しておきます)。
以上、一番高い獺祭「磨きその先へ」を飲んだ感想。確かにかなり美味い日本酒ですが、個人的には磨き二割三分のほうが好きかもです…という話題でした。
自分で買うにはちょっと勇気がいる商品ですが、仲間と一緒に少しでいいから味わってみたい…と思うならば是非、日本最高峰の日本酒を堪能してみてください。だいたい5,000円ずつ持ち寄って6~7人も集まれば買える日本酒ですよ(獺祭 磨き二割三分と磨きその先へのセットは下記をどうぞ)。
日本酒の参考リンク:
最近の私のブームは、高くて透き通った味の高級日本酒ではなく、微発泡と呼ばれる安くて若干シュワシュワしている日本酒のほう。
こちらは一升瓶でも3,000円程度で買える銘柄もあるので、興味がある方は是非、試してみてください。私と味覚が近い方であればきっと、満足してもらえると思いますよ。