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SONOTA

話題のニュースから流行アイテムまで、今、この瞬間のSONOTAを紹介。

とある有名寿司屋で、大将から他の寿司屋をおすすめされた話。そこからライバルを褒める意味について考えてみた。

http://www.flickr.com/photos/19456478@N00/6037757090

photo by Roberto Maxwell

先日、食べログTOP10に入るような有名寿司店に行く機会がありました。

そのお店はカウンター席しかない小じんまりとしたお寿司屋さんで、大将との会話を楽しむことがまたひとつの魅力とも言えるようなお店。そんな他愛もない会話の中ですごく新鮮で面白いな~と感じる体験をしたので、今回はその件について記事にしてみたいなと思います。

大将が堂々と他のお店をすすめてくる:

それはお店の大将が、ライバルともいえる他のお寿司屋さんをすすめてくるという点です。

『目黒のね、あそこにあるあのお寿司屋さん、すごく美味しいので是非行ってみて!』、『あと、赤坂に○○ってお店があって、そこのタコがほんと美味いの!』といった感じで、矢継ぎ早に他のお店をすすめてきます。

ライバルを紹介すればお客さんが減る?

これ、普通に考えれば不思議な行為ですよね。仮にライバル店のほうを私が気に入ってしまったら、もうお店には戻ってこなくなってしまうわけですからお店としては大きな機会損失に繋がります。

しかし大将はそんなことお構いなしに、私に対して美味しいお店の情報を分けてくれる。まぁ有名寿司屋の大将がすすめてくるくらいですから、私ももう行ってみたくてたまらなくなっちゃうわけですよ、ライバル店に。

でもほんとに大将としては、それでいいんでしょうか?いろいろな角度から『なぜ大将がライバル店をおすすめしてきたのか?』を考えてみました。

1.私があまりいいお客さんじゃなかった:

まずは私がお店にとってあまりいいお客さんじゃなかったので、『他の店いきな、シッシ』…とされた可能性はゼロではありません。

ただ食べ終わった後に常連さんとして登録しておいてくれるということだったので、たぶんそんな感じじゃないんだろうなーと思います、いや思いたいです(苦笑)。

2.お店の味に自信がある:

自分のお店の味に自信があるから、他を紹介しても大丈夫。そんな気持ちももしかしたらあるのかもしれません。いわゆる王者の風格ってやつでしょうか。どうせここに戻ってくるんだから、少しくらい他にも行ってあげなよ…そんな感じです。

…という感じのプライドが高い大将ではなかったので、これもまた結論としては微妙かもしれません。

3.ただの友達だった:

紹介していたライバル店が、実はただの自分の友達だった…という可能性もあります。しかしそれについては『ふらふらっと入ってみたら』といったような表現を使っていたので、可能性は低そうな感じですね。縁もゆかりもないお店を紹介している、そんな感じでした。

…といったような浅はかなアイデアを3つ並べてみましたが、たぶんこういった理由ではないと思ったので、私が思うライバル店を紹介するメリットについてはここから先でまとめてみます。

ライバル店を紹介するメリットは大きい:

http://www.flickr.com/photos/97863854@N00/5485268566

photo by besighyawn

いろいろと考えてみた結果、私は紹介される側の気持ちを考えてみました。

例えば来週あたり、私がそのお寿司屋さんに紹介されたライバル店に行くとする。その場所で『先日、あちらの有名店にいったらここを紹介されたんですよ。』なんて会話をした時のメリットって、計り知れないなーと思うんですよね。

紹介された側のお寿司屋さんとしては、有名店からおすすめしてもらったという喜びと、お客さんを送ってもらったという点に有り難みを感じることは間違いありません。更には『ライバルだけれども、あそこの大将はいい人だ!』というポジティブな気持ちになるというメリットもあるように思います。

  • 紹介されたお寿司屋さん:有名店に紹介してもらった!お客さんを送ってもらった!あの有名店の大将はいい人だ!

紹介している大将もいい印象:

また、私が有名寿司店の大将に感じたイメージもかなり良いものでした。ライバル店を素直に褒める姿は見ていて気持ちがいいもの。お店によっては『あの寿司屋、マズいでしょ?』なんて周りの文句ばかりを話す大将も多い中で、ポジティブな内容のみの大将との会話は楽しかったですね。

  • 他店を批判する大将:印象が悪い、会話が楽しくない場合も
  • 他店を褒める大将:印象が良い、会話がポジティブになるので楽しい

結果、私はたぶん他のライバル店にも足を運びますが、紹介元である有名寿司店のほうにもまた行くと思います。つまりライバル店を褒めるということは、紹介した側にも紹介される側にも、そして私にもメリットがある話だったのですね。

私もライバルを積極的に紹介してみようと思った:

http://www.flickr.com/photos/80487073@N00/18243821055

photo by alobos Life

こんな風にライバルを紹介することって素敵なことなんだなー…と思われされた私。

ここでちょっとサイト運営の話に内容がズレますが、今後は私ももっと、ライバルサイトに対しても賛辞を送れるような運営をしていこうと思いました。良いものには素直に良いといえる、そんな素敵な文章が書けるようになりたいものですね。

以上、とある有名寿司屋で、大将から他の寿司屋をおすすめされた話でした。